天命を知る36歳、激動の一年(前半編)

2023年10月22日は私の37歳の誕生日です。この一年を振り返ってみます。

私が今年4月の区議会議員選挙に出馬を最終的に決意したのが、35歳の終盤、9月4日でした。それまで政治に対し色々思うところがありましたが、自分のやりたい政策(人口問題、DX)を託せる維新候補者がいるならば託そうと、自らの出馬について今一つ踏ん切りがついていない時期でした。普通に考えて、政治家になるって怖いですもの。

例えば、音喜多駿参議院議員とは既知であり、長年選挙ボランティアをしてきたことを通して、間近でその様子を見てきましたけど、なんというか凄い。SNS上では常日頃、彼に対しては凄い発言が飛び交ってます。時々はお叱りを受けて然るべきこともありますが、逆に人権問題レベルでの酷い言葉を理不尽に浴びせられていますからね。また、数年前に佐藤こと都議候補(現区議)のビラを通行人に配ったとき、目の前で破かれ罵声を浴びたこともあります。そういった世に漂う様々な感情を呑み込むって、非常に業が深いことだと思います。

また、選挙はルッキズムが全てだとまでは言いませんが、結果的に一定規模の政党キャップがあり容姿が良い人は大抵上位当選しております。一方で、私は自分自身の容姿があまり好きではありません。私は普通に生きていると普通に恋人ができるような容姿ではなく、そこまで演説がうまい訳でもないので、瞬間的に人を惹きつける力は弱いと自覚しています。今でこそSNS上に自撮り写真を載せていますけど、活動記録と割り切っていますし、ましてや自分の顔を印刷されたチラシやポスターを区内にばら撒くなど、真っ当な神経を持っていたらできないでしょう。ちなみに、安達に入れたよと言ってくれた人に、では何故安達に票を入れてくださったのかと聞いたら、選挙公報の内容が良かったとか、人格的に信頼できるとかそういう声が多かったので、世の中、見ている人もいるものだと思います。

さて、2022年9月4日の話に戻しましょう。この日、王子神社の創立七百年記念祭典が行われ、見に行きました。そこでたまたま引いたおみくじに、次のような和歌が書かれていました。
「世のためと人のためとて幸いを願う心を神は受けなむ」

全くもって、嫌な言葉でした。逃げ道をふさぐような重い言葉でした。よく分からないけど、涙が出そうになりました。そのタイミングで丁度、偶然、祭典に来ていた阿部司衆議院議員と遠目で目が合ったのです。天命なのだ。私は「公人に挑戦しない」、「民間人としてささやかな幸福追求」という選択肢を諦めました。その晩、党の担当者に挑戦をさせてくださいと連絡を入れたのでした。

すこし分かりやすく書くと、私はIT系の会社員でありましたが、ロジカルな世界にいるからこそ、こういった偶然性や感性というものを大事にし、バランスを取りたいと考えてしまうことがあります。

そこから、会社に頭を下げ、面談を重ねました。その結果、2002年内の3~4か月という長期間の引継ぎとなりましたが、丁寧な引継ぎを行うことができました。そして、合間に公認発表がなされ、街頭活動などの政治活動を進めていきました。

年が明け、政治活動のペースを上げます。道端を歩くと、あちらこちらに候補予定者を目にするようになりました。私の場合は、北区内のすべての駅で街宣活動をしたので、新人予定候補としては、屋外で他の候補予定者に会った数は1,2位を争うのではないかと思います。他の選挙区では血で血を洗うような激しい争いをしているところもありますが、北区内は、一部ボランティアが横柄な陣営はあったものの、候補予定者本人で人格的に絶対にありえないと思わせる人とは遭遇しなかったです。道ですれ違った際は健全に挨拶をして、適度に活動場所を譲り譲られで、そこそこのバランスを保ちながらの活動でした。とある候補予定者がSNSで「選挙は受験みたいだ、そして、ライバルたちは受験仲間みたいだ」といった感じのことを言っていました。確かにそう発言した人の気持ちはどことなく理解できるものがありました。

ただ、選挙本番の4月になってくると、そういった余裕もなくなります。ボランティア集めどうしようとか、疑心暗鬼に捉われます。統一教会に選挙運動をしてもらい便宜を図った政治家についてこの1年報道で問題視されていた訳ですけど、特に選挙1か月前ぐらいから選挙本番の期間にボランティアに来てくれる人というのは本当にありがたい存在であるというのが、身に染みて感じました。単純に「応援している」と言ってくれる人もありがたいのですが、無理やり時間を作ってくださり道端で一枚でもチラシ配りを手伝ってくれる人、知人に直接的に投票を呼び掛けてくれる人というのは、別格なレベルでありがたい。私のボランティアに集まってくださった方々は、長年の友人・戦友か、その友人の紹介(身元はしっかりしている)、党の関係者が中心なので素性がよく分からない人はいなかった訳ですけどもね。友人などにボランティア来てくださいとお願いの連絡をして回ったのですが、今回のボランティア依頼の件で結構友人は無くしたと思います。

選挙後半になると、精神的にはもっときつくなります。勢いのある陣営がビラ配布の調子が良くて配る枚数をセーブしたとか、そういう噂も聞こえてくるわけですが、そういう状況と比べると自分の配布状況はそこまで芳しくもない。基本的に勝つつもりで活動してきたものの、もう負けるのではないか、ここまでなのかみたいな気持ちに何度もなりました。ただ、自分の我儘に付き合ってくださったボランティアには悟られてはならないと、そこだけは先人の動きを思い出し、死守しました。政治家は孤独だと言っている人がいましたが、腹を割って弱音を吐ける相手がいないということは中々にキツい。

そして、4月23日の開票。私の当落は、開票の当日に判明しませんでした。深夜を回っても決まらず、やなチャン!という維新国会議員のYoutubeちゃんねるで、かなり遅くまで開票速報をしておりましたが、途中でライブ放送を終了してしまうレベル。やなチャン!に出演する可能性が無くなったので、一人での選挙事務所待機もむなしくなり、一人暮らしのアパートに帰宅し、パソコンの前に張り付きました。役所の開票結果のページに開き、数分おきにF5ボタンを押していましたが、朝4時頃、その手が止まりました。結果が出ている・・・。脳みそがじわっと震えました。

結果表は、時間がたった今でこそ整理されていますが、アップロードしたてのときは、票数のみの記載で、何位とか当落マークも出ていないので、分かりづらいのですよね。一回、表をコピーして行数の分かる他のアプリに張り付けて確認しなおしてみます。40位。当選でした。

・・・丁度、ここまでが半年前なので、一旦、ここで切りましょう。36歳後半は何を考えて過ごしていたのか。

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