北区議会内の人間関係の話(2023.08時点)

謎多き区議会について、今回は人間関係の側面から書いてみます。
北区議会に限らず、議会には「会派」というものがありまして、政治的考えが近しい人が集まり、グループを結成することが多々あります。北区議会では、2人以上の所属議員で構成する議会内の団体をいい、会派に属さない議員を無会派議員といいます。なお、3人以上の所属議員を有する会派を交渉団体会派といい、代表質問を行うことなどが認められています。会派人数によって、控室の大きさが変更されたり、各委員会の役職につける可能性が上がったりするなど、数の力は如実に表れます。なお、大体が、同じ政党で所属している人同士で固まることが多いです。(下記写真は7月、工事中の会派控室)

今年の春、私を含め日本維新の会の3人が北区議会議員に当選しました。というわけで、維新議員3名で「日本維新の会北区議員団」という交渉会派を作りました。幹事長(会派の顔役)は佐藤こと、政務調査会長(政策系のまとめ役)はさいとう尚哉、総務会長(議会の定める役職ではなく、会派内で定めた役職、バックヤード担当)は安達しんじ。

この3人の共通点は以下のとおりです。
・30代。
・日本維新の会所属の新人。
・赤羽を基点に、区内のあちらこちらに出向く。
・誕生日が22日。(こと:4月、なお:8月、あだ:10月)
・何らかの形で海外居住経験あり。(こと:アイルランド、なお:フランス、あだ:中国)
・割とIT理解度高め。(こと:インフルエンサー、なお:マーケター、あだ:エンジニア)

価値観の共通点が多いので、会派で一緒に活動する上で、ストレスがそんなに無いというのが率直な感想です。

ただ、問題があるとすると、全員新人であるという点です。良くも悪くもいつものルーティーンでという訳にはいかず、資料を早めに読み込んで次のイベントに早めに備えたり、周囲の人たちに質問しまくったりしています。聞けば丁寧に教えてくれますが、聞かなければ地獄を見るかもしれない、そういった環境です。とにかく先手先手で動かないと振り落とされるぞと、気合を入れながら活動しております。

なお、ここでいう周囲の人とは、役所の職員の皆様や他会派の方々のことです。周囲の人からすれば、得体のしれない新人三人組が突如出現して、何をしでかすか分からないというのは恐怖でしょう。別に恐怖そのものは適度な緊張を生み出すので、悪いことではありませんが、大事なのは、緊張の雰囲気を作るよりも政策実現です。政策実現のため、意見を主張すべきところでは主張し、挨拶なり事前ネゴなり雑談なりの日常コミュニケーションはしっかりと取っていくことが大事なのかなと思って過ごしております。

他会派さんとは国政マターになると意見が食い違う部分も多いですが、それでも、いろいろ動きを見ていると学ぶべきところが多いのも事実です。与党系の会派さんだと、政策実現のためにどう動くのかというのを学べますし、野党系の会派さんだと情報の分析が鋭いと感じるところが多々あります。先輩方の良い部分についてはうまく吸収し、良い未来を創り上げなければなりません。

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