未婚化が進む中国において、11月11日は「光棍節(こうこんせつ、クヮンクンチエ)」、通称おひとり様の日となっています。
未婚化が進んだ中国独自の理由としては、かつて中国共産党が進めていた政策「一人っ子政策」の弊害です。跡取りを欲しい親御さんが男児ばかりを望み、男女比に大幅な偏りができたことが挙げられます。そのため、あくまでも一般論ではありますが、選ぶ側となった女性は、男性に対して厳しい条件を求めます。
例えば、家、マイカーを持っていることです。他にも上海市や北京市など大都市の戸籍を持っているのもひとつの条件としてみられます。中国において戸籍は、子どもの公立学校進学や社会保障の受給などにおいて大きな影響を及ぼし、場合によっては戸籍のある土地へ戻る必要もあるのです。近年は戸籍制度が改善されつつありますが、一部の都市ではまだまだな状況です。さらに、中国でのバレンタインデーや七夕は、男性が女性にプレゼントをするという習慣になっております。交際費の負担も大きいのです。
あくまでも一般論として、日本においても、女性は「上昇婚」、つまるところ、男性に一定以上の収入を望んでいる傾向があります。それでも、戸籍制度など生まれながらにして挽回の難しい中国よりも絶望的ではないので、日本に住んで結婚を希望する男性は、頑張っていきましょう!