故郷へのうしろめたさ。地方出身者からの提言

昨晩は、北区内のお店で、青森関連のコミュニティの会合に参加しました。私は青森県出身なのです。写真はそのときの青森由来の料理です。
北区は、生まれも育ちも北区民の方も多いですが、地方から移住してきた人も沢山いらっしゃいます。特に東京の北の方ということもあり、板橋区や足立区同様、東北・北関東出身の方の割合が大きいです。おそらく、大宮駅から新幹線に乗れるとか、どことなく北に近い方が心理的に安心できるとか、そういう理由ではないかと思われます。実際、私自身がそうです。

さて、何故、わざわざ私が東京に住んでいるかというと、
・東京の方が面白い仕事が多い
・今現在連絡のとれる青森県生まれの友人は、もはや県内にほとんどいない
の2点に尽きます。

という訳で、一時期は海外に住んだこともあったはものの、大学進学をきっかけに、ずっと東京に住み続けております。しかし、どうもうしろめたさを感じます。特にうしろめたく感じるのは、一人っ子の自分として、実家に残してきた両親をどうしようというものです。老いた両親は、70年以上青森にずっと住んでいた訳で、今更、東京に呼び寄せようとしても無理です。土地に愛着があり、強い言い方をすれば、縛られています。

今でこそ、両親はまだ元気ですが、いつかは私のあずかり知らぬときに倒れているかもしれません。そして、生存確認するために、毎日電話やメールはナンセンスです。高頻度で帰省するのは時間も金も莫大にかかります。(ちなみにうちの両親は多分LINEやSNSを使っていない)そういった意味では、万が一にどう対応するのかというのは心配の種なのです。そして、このうしろめたい感情を頂いているのは私だけではありません。私と同じように上京して来た友人には、共感してもらうことが多いのです。

この心配の解決方法のひとつは、定期的なヘルパー派遣な訳ですが、今は自活できているのでヘルパーの派遣までは流石に不要。そこで、提言したいのはIoTツールの利活用です。例えば、見守りカメラ(ネットワークカメラ)を室内に設置するというのがあります。ただ、プライバシーの問題もありますし、運用も楽ではありません。これらの問題をさらに解決するのは、センサーや見守り電球(ハローライト)です。

例えば、ハローライトは、24時間電球がつけっぱなし、もしくは、消えっぱなしのときにメール通知が発生するというもの。トイレなどに設置しておけば、ONOFFが無い異常を察知できることでしょう。こういったものが区内にもっと普及もしくはその存在を周知することで、ご高齢の方だけでなく、地方から上京してきた人、また都内出身でも両親と同居していない人も、安心できるのではないでしょうか?

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