良く分かる新東京12区(2023/5/25)

衆議院選挙はいつ、あるのか。政治家となった私でも、正直な話全く分かりません。そして、私の住まう北区やお隣板橋区高島平が中心となる新東京12区において、どの党が出るのか、どの候補者が出るのかも、正直、全く分かりません。ただ、党の見解ではなく、あくまでも個人的な見解として、どんな候補が出るのか、5/25時点での状況を考えてみたいと思います。

【1】阿部司(日本維新の会)

前回の東京12区で出馬し、比例復活という形で衆議院議員となりました。維新の議員は派閥といえるものができるほど大きな政党ではない訳ですが、強いていえば馬場派・音喜多派ということになるでしょう。選挙が始まった際は、いわずもがな全力応援させて頂きます。

【2】大くま利昭(国民民主党)

2012年にみんなの党で東京2区より出馬し、比例復活当選した元衆議院議員。維新、希望の党など、第三極系の政党を中心に活動した人物です。
国民民主党の出馬表明により、一番影響を受けるのは、ファーストの会でしょう。昨年の参議院選に続き、次回の衆議院選でも出馬を模索しているようです。北区や板橋区におきましては、都民ファーストの都議会議員はおらず、ファーストの会の党勢が弱い地域となっております。ファーストの会と国民民主党の支持基盤の一部は重複しておりますので、ますますファーストの会としては、進出しづらい地域になるといえます。

【3】与党系候補(公明党or自由民主党)

前回の東京12区では公明党の岡本三成氏が当選しました。しかし、岡本氏は新東京29区(足立区、荒川区)へ国替えを表明。現時点では与党系候補の空白地帯となっております。厳密には、自由民主党の高木けい衆議院議員が北区を中心として活動していますが、前回は比例東京ブロックより単独25位で出馬して当選しており、比例のままなのか、小選挙区で出馬するのか動向が注視されています。
岡本氏の国替えもあり、新東京12区の与党系候補は自民党に変更かと思いきや、新東京28区、29区で擁立を希望していた公明党が、新東京28区(練馬区)を手放す可能性が浮上。東京の2つの選挙区で擁立を目指す公明党としては、空白地帯の新東京12区か、自民党ではありながらも都連の支持が得られていない現職のいる15区で擁立を目指す可能性がある模様です。
個人的に思うのは、公明党区議候補が大量落選した練馬(新28区)を公明党が手放し、自民党区議候補が大量落選した足立区(新29区)を自民党が手放すというのは、形として一番妥当に見えるということです。そして、空白地帯の12区に公明党が収まるならば、公明党は結局東京で2つの選挙区での擁立になるわけですので、結局、自公相互推薦の鞘に収まるのではないかなとも思っております。公明党にしても国政与党から離れるメリットは薄いでしょうし、自民党だってきわどい選挙区では公明党の力が必要ですからね。ただ、人間関係とかいろいろあるでしょうから、最終的にどういう形に収まるかは、私の立場であっても本当によく分かりません。

【4】野党系候補(日本共産党?)

前回の東京12区では日本共産党の池内さおり氏が出馬しました。しかし、落選し、現在は出産育児で休暇中です。つまるところ、2023年中に選挙があった場合、池内氏の擁立は厳しいということになります。北区の若ママ区議たちの活躍を見ていると、頑張りたくなる可能性も0ではないかもしれませんが、別の候補者を立てる可能性が高いと思われます。
立憲民主党の泉代表は、共産党との選挙協力は考えていないようですし、立憲が新東京12区に手を伸ばそうとする可能性は0ではないですが、それでも12区は共産党の牙城であることも考えれば、共産党が主軸となって擁立するのは妥当なところでしょうか。どちらかというと、れいわ新選組が共産党牙城の12区に興味を持つか、配慮するかどうかがポイントです。

【5】参政党、ほか

参政党の方が、統一地方選が終わった後も、赤羽駅前で活動しておりました。北区における参政党の活動拠点は、北区支部というより、東京第12支部と名乗っていることもあり、出馬する可能性としては0ではないとは思われます。ただし、注力するのであるならば、参政党の地方議員が誕生した地域のような、ある程度参政党の地盤がある地域にするでしょうから、出馬可能性は高いかとなると何ともいえないところです。
この他、与党系が公明党候補を擁立した場合、右派系の政党がほかにも出馬する可能性はありうるでしょう。

 

北区を含む新東京12区にご注目よろしくお願いいたします。

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