AI時代と議員の在り方

生成AIが広く利用されるようになり、どこかの政党では国政のデジタル化を推進したり、AI党首を掲げる政党を作ろうとする人が出てきたり、そして私の知り合いの議員でもAIを一部利用して議会質問原稿を書く人が増えてきました。私も、検索機能の強化版として、超細かい言葉選びの壁打ち役として、議会質問原稿作成時には使用しています。ちなみにChatGPTに「ChatGPTに議会原稿作成を依頼する議員は現在何ユーザーぐらいいるか。」と質問したところ、

「議会原稿作成にChatGPTを使っている議員が何人いるか」という“具体的な人数データは、現時点で公表されていません”。そのうえで、現実的な規模感は以下のように推計できます。(中略)実務レベルでいうと
「ガチで議会原稿を作らせている」数百人〜1,000人台前半、
「下書き・壁打ちに使う」数千人規模 (中略)
「ゼロベースから完全に丸投げしている議員」は“存在している可能性は高い”が、主流ではありません。

・・・とのことです。

生成AIをどこまで使うかという程度問題ではありますが、学生がレポート課題をAI生成で全丸投げしたら、教授に怒られるとおり、議員が自分の発言を生成AIに丸投げしたら、住民に怒られると思います。そんな議員が増えてくるようなら、それこそデジタル広聴をして、議員定数削減した方がマシな気がします。デジタルを強く推進している某党が、議員定数削減に強く反対する姿勢を取ったのは意外でしたが。まあ、そんな議員が淘汰されそうなAI時代ではありますが、議員としてはどう立ち回るのかということです。AI時代だからこその議員の在り方を考えてみましょう。

①地方議員はローカルネタをきちんと探すべし
生成AIはオンライン上に公開されている情報を基に、文章等を生成します。国政レベルであれば、政策議論がバチバチとオンライン上で展開されていますが、地方レベルになると、ローカルの細かいネタはあまりネット上に載っていません。エビデンス付きで安定している情報源といえば、役所の公式情報とローカルメディアの記事ぐらいでしょうか。逆にいえば、地元を歩き回って、現地を見たり、住民と話したりするなどでネット上に無い情報を探すことが大事になってきます。身体性の有効活用こそが一周回って一番大事なのです。

②自らが地方情報の発信源となる
生成AIはオンライン上に公開されている情報を基に、文章等を生成します。逆に言うならば、情報を意図的にオンラインに投げ込み、生成AIに喰わせることによって、生成AIのデータベースをコントロールできるということでもあります。これによって、影響を受けるのは、生成AIに原稿執筆を依存している別の議員となります。ネット上に載っているローカル情報の少なさを考えると、この効果は絶大です。また、この手法を取れば、別に議員じゃなくとも議会に政策をねじり込ませやすくはなるでしょう。

③決断をすること
人間で無いとできないこと、議員でないとできないことをしっかりやること、原点に立ち返ると、最終的にはこれにつきます。分かりやすくいえば、結局のところ、どんな議論に賛成反対したのか、それに対してどう説明責任を果たすのかなのだと思います。人間とAIが共存する世界を描くSFにも、人間の役割はAIの行動に責任を取ることとされるケースもありますし、そういった意味だと、案外、議員という仕事はAIとは棲み分けができるのかもしれませんね。

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