- 2026-1-24
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さあやってまいりました2026年の衆議院選挙。おおよその国勢政党が公認予定を発表しましたので、構図ができたかなと思われます。私の住む北区全域および板橋区北部が対象となっている東京12区。以前までの東京12区は、公明党vs共産党vsその他 といった形でしたが、今回は、国政政党だけで6党が名乗りを上げています。1/24現在、知名度のある完全無所属の立候補予定のうわさも聞いていないので、この構図をもとに、情勢を解説していきます。なお、私は北区の維新の区議会議員ですが、この記事においては、気持ちをなるだけ無にして、客観的に書こうと努めておりますので、よろしくお願いいたします。
【1】高木けい(自由民主党)
2024年の衆議院選挙を東京12区小選挙区で制した。長期間、地元で地方議員をやっていたあることを鑑みると最古参。どちらかというと街頭活動よりも集会を中心とした選挙が得意で、様々な団体の支援を受け、自民党員による人海戦術で圧倒的な火力を誇る。区議会では、自民党は区議会で会派が割れており、昨年は定数3の都議選を落としてしまった。これまで関係性を築いてきた公明党支持者を中道に奪われないか、高市支持率の高さでもって無党派を取り込めるかが鍵。また、前回板橋区を中心とする東京11区で自民党は議席を失った。そういった意味では板橋区議会の自民党のリソースもどこまで活用できるかは重要なポイントだといえる。
【2】阿部司(日本維新の会)
2024年の衆議院選挙では東京12区で比例復活当選を果たした。小選挙区の区割りが改訂される前から東京12区で活動している。東京12区は、音喜多氏の地盤ということもある。昨年の都議選では敗北したが、前回の選挙で高木氏の公明票がなくなると、理論上は勝っていた可能性がある程度には、関西以外では数少ない維新が強い地域である。維新の選挙戦術はストイックすぎる街頭活動。43歳という40代中盤が見えてきた年齢ながらもストイックな活動は持続可能か、東京維新代表など様々な役職についてしまったが故に会議に拘束されるなどの活動制限がなされないかなど、以前に比べて物理的縛りは増えている。また、国政与党として自民党との立ち位置の違いなどをどのように現すのかなども課題。「高市総理は応援するが自民党は嫌い」という層をどこまで取り込めるのか、「非自民非共産党支持層」の流出をどこまで防げるかが鍵。
【3】久住勇樹(国民民主党)
2024年の衆議院選挙では、大熊氏が出馬したが、比例復活も果たせず落選。去年の秋に数回街宣車を走らせこともあったが、最近はポスターメンテナンスを特にしないままの状況であった。国民民主党の支部長は、この数週間で急にスイッチすることとなった。久住氏は、2025年に足立区選出の都議会議員選挙で国民民主党から出馬し、落選。なお、前回は都民ファーストの会の支援もあったが、今回は都民ファーストの会は衆議院選挙を応援しないとのこと。都議選などで圧倒的な得票を誇ったこまざき票はどこへ行くのかは注目である。また、首都圏を中心にふわっとした若い男性から支持が多い国民民主党としては、自民、維新、参政党と浮動票獲得争いを制する必要がある。
【4】田原聖子(日本共産党)
2024年の衆議院選挙より、池内氏からスイッチして出馬したが落選。その後も、市民派と称されるような団体で地道に活動を続けている。東京12区は共産党の強い地域であり、近年は、護憲派野党統一候補のような位置づけで、都議選を含め、立憲は出馬せず、その代わりに共産党候補が出馬することが多かった。今回、中道の擁立により、野党支持層の票が割れる可能性が高く、どこまでその流出を抑えられるかが鍵である。12区の共産党は、事務所がオシャレなのとチラシなどの制作物デザインが洗練されているのが特徴。ボランティアの高齢化は課題のひとつであるが、アーティスト気質の若手支持者もいない訳ではない。ただ彼らのあふれんばかりエネルギーの統率も楽ではなさそうである。れいわや社会党系列も支援に回るのではないかとみられる。
【5】中原しょうた(中道改革連合)
中道改革連合は、立憲民主党と公明党の衆議院議員が離党して集まった新政党。中原氏は立憲民主党だった衆議院議員長妻昭氏の私設秘書だった人物。前回の参議院選挙において、北区の立憲と公明の比例票を純粋に足し合わせると34,851となり、この数は自民(31,404)、国民(26,526)、参政(20,024)、共産(14,386)、維新(12,111)いずれの党よりも多く、理論上では、むしろ最有力であるとすら言える。これまで自民党に投票していた創価学会の人、これまで共産党に投票していたリベラル寄りの人を確実に固めるか肝となる。また、自民・公明・維新と推薦を受けていたやまだ北区長は、衆議院選挙および都議会議員選挙において、推薦した党すべての候補者に応援に回っていたが、公明と立憲の要素が入り混じる党に応援に入るのかは、区政的に注目のポイントである。また、北区政内の立憲会派も2つに分裂しており、ここからさらに公明党との連携も求められるが、そこは課題だといえる。
【6】黒石ゆうこ(参政党)
北区議会において参政党の議席はないが、地域ボランティアが地道に街宣とポスター張りを続けているといった状態ではあった。そのボランティアからではなく、前回福岡2区で出馬した黒石氏が東京12区で出馬することとなった。東京の30の選挙区に全部立てるという党の方針の下、急ごしらえの擁立予定となっており、どこまで戦えるか、どこまで地域特性を理解しているかは課題が残る。参政党の出現によって、構図上、浮動票を頼りにしていた自民・維新・国民の票が一部剥がれると想定され、中道の勝利の可能性が少し上がった。これまで「維新の党のカラーってオレンジだよね?」と北区民に定着しているほど阿部氏のパーソナルカラーはオレンジであったが、参政党の党のカラーと重複する問題も発生することとなる。また、これまで、共産党だけが女性候補予定者であったが、その唯一性も崩れることとなった。
以上でございます。想像以上の混戦になりますが、ご注目のほどよろしくお願いいたします。


