決特振返:北区のデータ管理の重要問題

令和8年北区議会第3回定例会の決算特別委員会のハイライトです。
9月17日に、総括質疑で登壇させて頂き、幾つかのテーマで令和7年度決算における事業の状況を質疑させて頂きました。私の質疑で、結構役所側も答弁に頭を悩ませたと思いますが、そのうちで2番目ぐらいに役所が答弁に悩んだのが、データ管理についての質問です。特にセキュリティ界隈では問題視されていることを北区役所はきちんと対応できているのか質疑してみました。以下、その原稿と、意訳された答弁(一部メモが取り切れないところあり)となります。

なお、アイキャッチ画像は、Virustoalという脅威分析サイトのキャプチャ画像です。とりあえず、問題のサイトはアクセスしただけでは感染しないだろうと推察はされるところではありますがね・・・。

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質問:ここからは様々なデータの管理について伺います。明確に事業化されたものではないのでしょうが、日々の運用管理業務について審査させて頂きます。

令和6年第2回定例会ではドメイン管理の質問をさせて頂きました。既に廃止・移転された地方自治体のウェブサイトで使われていたドメインが、悪用されるケースが散見されていたため、ドメイン管理について徹底すべきという趣旨の質問でした。今年に入ってからも、国主催のイベント関連の旧専用ドメインが、無関係サイトに転用されていたというニュースがありました。

それを踏まえて、改めて区のドメイン管理がしっかりできているか、資料要求しました。

9月11日に公開された「政策経営部 決算特別委員会資料」の資料、ご覧いただける人はご覧ください。「維2」の「北区が運営しているもしくは運営していたドメインの一覧」、特に83番の某小学校のブログ。そして91番の某小学校のサイト。この2つに注目させて頂きます。83番の小学校のブログのURLにアクセスすると91番の小学校のサイトのURLにリダイレクト、つまり強制的に移動させられます。そして、この91番の小学校のサイトがかつて存在していたURLには「IDN SLOT」と表示される海外のスロット系サイトが表示されていました。つまり、北区立小学校の旧公式サイトとして社会的信用を得ていたドメイン/URLが、現在スロット系サイトにつながっている、あるいはなってしまったということです。区はこれらのサイトの状況について把握していたでしょうか。把握していたならば、いつから把握したのか、ご教示ください。

答弁:資料要求を通じて把握した。尚、リストは令和5年度に北区公式ウェブサイトのリニューアルのときに調査したもの。

質問:91番のこのURLについておたずねしますが、このドメインは現在、区が管理しているものでしょうか?まだ管理しているのであれば、サイトの改ざんというセキュリティインシデントとなる可能性がありますし、既に手放したものとなれば、ドメイン管理の杜撰さが指摘されることとなります。

答弁:現在区が管理しているものではない。このドメインについて契約終了している。

質問:サイトの改ざんという最悪の状況ではなかったので、安心しました。ただし、ドメイン管理の問題は強く指摘させて頂きます。そして、この問題に対する現実的な対処として、北区公式サイト・PDF・学校関係サイトに残る旧URLを全検索し、現行リンクを直ちに削除・修正、レジストラ・ホスティング事業者・検索エンジン等への申告、同じ kita-city.tokyo を使っていた他校URLを一斉確認。これらの対応は必要かと考えますが、いかがでしょうか。

答弁:今後全庁的に調査をして、必要があれば各所管課に適宜対応するよう指示する。

質問:そもそも、「北区が運営しているもしくは運営していたドメインの一覧」の資料を要求した際に、令和5年度に区公式ウェブサイトリニューアル検討の際に調査した一覧以外は把握していないため資料はないという話を伺いました。令和6年第2回定例会でドメイン管理の質問・指摘をしたにも関わらずです。現在の区のドメイン管理体制はどのようになっているでしょうか。また、所管課はどこになるのか、お伺いします。

答弁:全庁的に一元的に把握する体制はなく、課題であると認識している。CIO補佐官に相談したところ、全庁的な調査をするよう助言をいただいた。情報システム担当課・広報課・教育DX推進課が連携して対応する。

質問:区が元々管理していたドメインが、不審サイトに使われることの無いように、一定期間、しっかりとした管理をして頂きますようにお願いいたします。

続いて、オープンデータの管理について伺います。昨年の第3回定例会、および今年6月の企画総務委員会で指摘した後に、ようやく北区オープンデータのページで、古い情報が整理されました。しかし、本件に限らず、区ホームページには様々な公開データが掲載されています。そして、随時、更新していく必要があるかと思います。本来、情報システム課などデジタル関係の部署が率先して、全庁的に公開データの管理・更新していく音頭を取っていくべきではないかと考えますがいかがでしょうか?

答弁:それぞれの所管課が内容を管理して、随時更新することにしている。情報システム推進課としてはオープンデータの作成を全庁的に呼びかけたところ。

質問:公開データについて、今回あえてうるさく言わせて頂いたのは、EBPMに基づいた政策立案をするための前提条件であり、非常に重要だからです。経営改革プラン2024の「オープンデータの整備拡充と利活用」に基づき、「区が保有するオープンデータを誰もが自由に利用できるよう公開し、整備・拡充する」施策が推進されているかと思いますが、直近1年でどのぐらいの種類のオープンデータの整備拡充が進んだのか、お伺います。

答弁:拡充してきた。

要望:オープンデータは、政策を考える我々政治家だけでなく、北区で活動をしたいと考える事業者も、市場調査や起業の際に利用することは充分にありえます。実際に区の公開データがもう少しあったら区内で起業できたのにと嘆く方の声も聴いています。各課の持っている様々なデータを、オープンデータとしてなるだけ公開していくように、またはデータの新規取得に努めるように音頭を取っていくよう要望します。

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