若者の積極的な政治参加について考える

今年もうすぐ40歳になる自分です。いつまでも気持ちは若いままでいるつもりではありましたが、先日高校生とやり取りする機会がありました。「プレゼン用資料を提出して欲しい」と依頼したところ、高校生側からはPowerPoint形式ではなく、自作動画まで組み込んだCanvaでの力作を提出頂きました。提出形式を指定していなかったことに気づかされたのは勿論ですが、プレゼンといえばパワポという常識に縛られていたことに気づかされ、いつまでも自分は若くないなと感じた瞬間でもありました。

さて、前回の記事で団体ヒアリング(私の所属会派でいうところの政策ニーズヒアリング)を話題に出しましたけど、今回は昨年お声がけしなかった団体も幾つかお呼びし、その中には、「学生団体ivote」「NPO法人パルテラ」など大学生や高校生が中心となった団体も含まれています。いずれも東京青年会議所の政治系イベントの運営を共催して頂いたご縁で知り合った団体です。

彼らから見た今の若者は何を求めているのか、そして中立的立場から若者の政治参加促進について、お話を伺いました。後者については、政治家にアプローチをしようとする若者であれば、そういった意識が強いのも分からない話ではありませんね。色々、問答等もさせて頂きましたが、彼らなりに考えたことをしっかりとまとめた上で、提言頂きました。

政治家になってから地域ボランティアで活躍している東洋大学の学生さんに話しかけたり、母校早稲田大学の後輩とOB会を通して一緒に活動したりと学生と接する機会は何度かありました。その上で、中立的な立場から政治に関わろうとする学生さんに対する私の率直な印象は、

・自分なりの情熱に向かって一直線
・自分自身が直接的に困っていることにはそれほど視点が向いていない
・優秀かつ老獪さが少ない

とそんな感じです。政治に関わるといってもいろんなレベルがあるのですが、個人的には下記のとおり7段階ぐらいに分類できると思います。

レベル0「政治的無関心」:ニュースもあまり見ない
レベル1「政治を知る」:政治に関するニュースを見るようになる
レベル2「政治家を選ぶ」:選挙で投票に行く
レベル3「政治に声を届ける」:アンケートやロビー活動などで政治家に意見を伝える
レベル4「政治に参加する」:地域団体での活動、審議会での質疑、社会勉強としての議員事務所インターン
レベル5「政治を動かす」:選挙活動ボランティアに参加、政治団体での政治活動、いずれは政治家を目指しインターン
レベル6「政治を担う」:選挙に立候補する、議員・首長として活動する

私が若者の立場に立つならば、そして、もし喫緊で直接的に世の中に対し困ったことがないのであれば、「レベル2~4」ぐらいでの政治参加が良いかとは思いますね。正直、選挙ボランティアとかは政治家にとって非常にありがたいですし、自分の所属政党を支持してほしいという気持ちもメチャありますが、若者だからこそ、一旦はフラットな目線で様々な選択肢の可能性を吟味してほしいなと思うのです。それにレベル5以上になってくると就活でも多少は影響があるようですからね。(とはいえ、それを踏まえた上でボランティア頂けるのであれば本当にありがたいのですが。)

レベル6の立候補については、25歳で立候補したいという人もいるとは思いますが、「仮に25歳で当選し、2期目挑戦の29歳で落選した際に、人生詰まなければいいんじゃないの」という感じで、そこはご自身のキャリアプランや転職市場価値とじっくり向き合う必要はあるとは思います。また、仮に立候補を目指すのであれば、学生時代に政治学をみっちり勉強しなきゃいけないのかと問われると、案外そういう必要はないのかなと思います。私とて、高校時代の公民で「政治経済」か「倫理」かの選択で迷わず「倫理」を選ぶほど、学生時代は政治に関心が薄かったですし、未だに「一分以内に日本の歴代総理大臣を15人挙げろ」と問われると、10人はスラスラいけても、そこから先は、んっ?待てよとなりますもの。どっちかといえば、特定分野での専門性などを磨くと良いのではないでしょうかね。

あと、最後に。昨今一部界隈で話題になっている「政策ドラフト2026」。主催者や参加者の方にはこれに懲りずに、引き続き頑張って頂きたいなと思う次第であります。

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