①公的機関のDX化推進とサイバーセキュリティの強化
情報技術を取り入れることで、より効率的で付加価値の高い業務プロセスを作り出すことをDX化(デジタルトランスフォーメーション化)と言います。行政手続きの電子化など、公的機関のDX化を推進することで、住民にも職員にもプラスになる社会を創っていきましょう。
それと同時に考えていきたいのは、セキュリティです。自治体セキュリティクラウドによって、公的機関の機密情報は強固に守られていますが、攻撃者の技術は日進月歩です。防御システムを正しく運用管理し、職員にセキュリティ教育を施すことで、攻撃被害や事故のない組織を作っていきます。また、個人宅に設置している防犯カメラなど機器のメンテナンスを支援したり、広報誌などにセキュリティ脅威情報を掲載したりすることで、区民の意識を高め、攻撃被害を最小限に抑えます。
②子育て支援にも繋がる「未婚化対策」
育児・教育施設への投資を訴える政治家は多いですが、将来的に子どもの数が増えると予測できる状態になければ、彼らの訴えもむなしく、区の財布の紐は硬く閉じたままでしょう。選択的非婚やパートナーとの多様な関係性が声高に主張されるような昨今ですが、「結婚→出産・子育て」がまだまだ主流の現代日本において、将来の子どもの増減を予測できるバロメータのひとつは「婚姻数」です。この数が増えることは区が子育て支援により本気になる起爆剤となります。
2022年2月に「生涯未婚率なんと39%!「北区」が23区男性1位の謎」とメディアが報じましたが、未婚化は真剣に向き合うべき課題です。婚活環境を整えること、 「結婚を希望する人」が婚活市場で求められる人になれるよう支援すること、成立したカップルが安心して北区に住み続けられるようにすること。できることは沢山あります。
③街の飲食店を守り、単身者を孤独から救う
単身者世帯の割合は年々増えています。特に高齢の方や転入して来た方の孤立を防ぐ必要があります。サークルやボランティアなど気軽に参加できるコミュニティの他、飲食店も地域コミュニティの基点となっていることがあります。魅力ある飲食店が多数存在する北区の食文化を守る取り組みと連携した街づくりを推進していきます。この他、外出が難しい高齢の方には、やさしいITを駆使し生活を支援していきます。